暇人のクロニクルDays

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全５項目をそれぞれ100点満点で評価していきます




まず、今作は過去のSMEE作品やこの作品の後に発売された作品に比べると、
イベントCGや立ち絵では変な違和感を感じると思います。
正直なところ、あまり安定感はありません。
CGによっては「お前誰やねん。」というほどです。

　また、そのせいもあってか、イベントCGの枚数が各ヒロインに２０枚程度となっており、
公式ホームページで、のサンプルCG６枚なので、ボリューム不足を感じます。

　塗りに関しても個人的に手抜きなのかな？と感じる部分が多く、
田舎が舞台だから、素朴感を出しているのかなぁ？と深読みしてしまいます。






　まず、主人公の名前は変更可能です。
また、それが影響してか主人公はほとんど名前を呼ばれることはありません。
「君」「キミ」って呼ばれます。


　攻略パートでは学校内を歩き回る形式となっており、
基本的に攻略したいヒロインを追いかけまわせば攻略可能です。
（なんか、よつのはを思い出します。）




　ADVパートでは、よく見ると立ち絵でも瞬きをしています。
細かいところですが、こういうところは嬉しく思います。

　ちなみに、初回版ではF12を押すことで、裸になるパッチが付いてきます。
サブキャラも服が取れますが、男性キャラは何度試しても裸になりませんでした。
個人的にこのパッチに需要があるのか、疑問です。


　



　初回版には、サウンドトラックが同梱されているので、良心的です。
OPの曲もEDの曲も、フルで収録されていた点は好印象でした。

　BGMはちょうどいい感じでした。いくつか聞いたことあるような気がしますが、
ゲームに支障がなければ問題ないです。

　OPは佐々木詩織さん、EDは星本美結が歌唱を担当されており、
私は全く知らないので、軽くGoogleさんで調べたのですが、ほぼ無名の方でした。

OP、EDともにすごく爽やかでとってもいい曲でした。
変に有名な方を使うより、好感が持てるキャスティングですね。






　まず、今作は過去のSMEE作品に比べておとなしい印象を抱いていたのですが、
プレイしてみると、ノリとかはほぼ変わらず、皆さんどこか壊れています。

　会社を舞台としたサラリーマンのドラマかと思ったら
サラリーマンNEOだったような感じです。（古いか、、

　ストーリーの進行も、攻略パートの性質上エピソードが細かく分かれているので、
休憩も楽ですし、攻略もわかりやすくて良かったです。
　特に主人公の発言はやたらハイテンションです。
ですが、友人キャラやヒロインなどがツッコミとして機能してくれるので、
それなりにいいテンポで読んでいけると思います。

　一番の醍醐味である、バカップルパートでは、異常にデレてきます。
シナリオ重視ではない分、バカップルパートがとても長いです。
　付き合っていることをばらすか、隠すかの選択肢では、
どちらを選んでもエンディング分岐などはなく、イベントに大きな違いはなかったです。
ですが、ヒロインの行動は大きく変わるので、１人のヒロインをシチュエーション違いで
２度攻略できると考えるとなかなか良い気がします。

　個人的に、攻略パートでは誰もいない部屋でも、行っていると
誰かがいることがあり、その数もかなり多いので感心しています。
そしてなぜか、誰もいない部屋に行き続けると、隠しヒロインに会えます。






　全体的な感想として、とても高水準のバカップルゲーであると言える。

　だだ、CGの少なさや不安定さが目立つため、人によっては大きくマイナスになるかもしれない。
その辺りは、公式HPで確認して欲しいと思う。
　　　
　ヒロインの発言に矛盾があったりしたが、本質に関わる部分ではないし、
作品のコンセプトに沿った、良い作品だと感じた。

　個人的には絵さえ気にいれば、お勧めできる作品です。

　


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全5項目　１００点満点でつけていきます。

１）キャラ属性・CG　[65点]

　まず、パッケージに出ている娘たちは攻略可能です。
右から、妹ちゃん・近所の姉妹の純粋系妹・寡黙なおねぇさん・姉妹の元気系姉
というかんじで、みなさんよい娘で感動します。
詳しくはホームページで見て欲しいです（笑

絵師は複数ということで、多少のばらつきはありますが、まぁ良しとします。

　問題は、食べもののCGの数です。

今作は食堂が舞台ということで、食べ物のCGが多く登場します。
割合はなんと全体の５分の１！！
なんと、ヒロインのCGより枚数が多いではないか！これはすごい！！

Hシーンの数は妹ちゃんが8回、そのほか４回と
誰のルートがメインかは明らか！！

ただ、個人的にHシーンじゃないCGがもっと欲しかったですね。


２）システム　[８0点]

ウインドウのサイズも、ウインドウの端をドラッグして引き伸ばせますし、
不満はないです。

ただ突出したものもないので80点で。

　
３）音楽、BGM　　[70点]

　田舎が舞台の作品ということで、ほんわかしており好印象です。

オープニングとエンディングが謎の曲調を持つ、よくわかんない曲だったので減点。
ただ何度も聞くと展開が面白いので、たまに聞きます。

　初回限定盤には、サントラが付いてました。


４）シナリオ、構成　[7０点]

　これは、人を選ぶとおもいます。

なぜかと言いますと、以上なほどに起伏がない。

ほんとうに、田舎でのんびりと美味しい料理を作って、
ヒロインたちが美味しいと笑顔を見せるだけのゲームです。

また、Hシーンが多かった妹のルートは、
ほか３名のルートの1.５倍ほどのボリュームとなっており、
家族観を問われるようなシナリオです。
妹ちゃんを好きになれるかが評価の分かれ目かもしれません。

しかし、初期のPULLTOP作品である「夏少女」や「ゆのはな」を思い出すような、
そんな、のんびりとした雰囲気のなかで、感情の動きを表現しているあたりは
この作品の強みだと思います。

また、主人公が最近の作品では珍しく、寡黙ということもあり、
突拍子もない発言をしない点も高評価でした。


５）総合評価　[70点]

　ここ最近のPULLTOPさんの作品に比べて、
昔のテイストに近く、懐かしく感じました。

　やっぱり、田舎はいいなぁと思わせてくれる雰囲気づくりが特に高評価です。
ヒロインも癖が強い娘はいませんし、のんびりした雰囲気を楽しみたい場合、
なかなかの良作であるといえます。

　ですが、タイトルにレシピとあるように、若干グルメ推しなのはわかるのですが、
正直それほど重要な要素だったと感じませんし、
妹ちゃん以外のシナリオにもう少し力を入れてくれれば、もっとよい作品になったと思います。

　

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