暇人のクロニクルDays

　さて、久しぶりのエロゲのレビューになります。

　今回はゆずソフトさんの「天色*アイルノーツ」のレビューです。
現在ゆずソフトさんは新作「千恋＊万花」が出てますので、
「サノバウィッチ」を挟んで、2作前になります。

そしてゆずソフトさんの７作目にあたる作品ですね。





　
　エロゲ業界ではゆずソフトさんといえばもう、ヒットメーカーですから。
安心して購入できるというものです。地雷でも絵で多少は許せますし（笑


　内容は、主人公が空に浮かぶ島（ラピュタみたいな）にある女学院の
教師として赴任し、可愛い生徒との関係を育んでいくよ！という作品ですね。


　まぁ、あれです。教師と生徒の禁断の〜ってやつです。


　今作は主人公が教師ですが、鬼畜教師とかいう設定では無いので、
安心してください。純愛作品です。
　ただ、設定の時点で受け付けない人は回避しちゃてください。

というわけで、
　

　最近は、このエウシュリーさんの「神採りアルケミーマイスター」を
ちまちまとプレイしていたのですが、これがなかなか終わらない。


（iPhoneSEになったので画質が若干上がりました。）

今のところ120時間以上はプレイしているのですが終わらない。
今回はそんなエロゲーの感想です。

この作品は前々から気になっていた作品（2011年発売）で、
今まで購入機会を逃していたのですが、2月頃に購入しまして、

いまだに、終わらない。これ。

　その理由というのも、この作品はエロゲーではあるがRPGでもある
一石二鳥エロゲーで、やり込める武器制作やレベ上げ、素材集めなど
RPGでお決まりの2週目以降の追加要素的なのが原因です。

　RPG要素である戦闘はファイアーエンブレムみたいな感じで、
クエストの受注や素材集めはアトリエシリーズのような感じ。
あとは、ADVパートでエロゲーとやってるという感じです。

　ストーリーは簡単にいうと、主人公がなんか工匠とかいう職人で、
いろんな種族の女の子を仲間にして、人々の依頼を解決して、
みんなに尊敬されるすごい工匠になろうというもの。

　簡単なレビュー。

全5項目　１００点満点でつけていきます。

１）キャラ属性、CG　[８５点]

CGの枚数がギャラリーをみると「1002枚」だそうです。すごいですね。

　キャラ属性は、ホントに多いです。ファンタジーということもあり、
天使や、死神やエルフにゴーレムにキツネみたいな奴など異様に多いです。
というか、だいたい網羅しています。

　ただ、正式なルートは3名のみで、人間２名とエルフ１名です。
その他がサブヒロイン。約10人以上になるのですが、
メインの3ヒロイン以外のCGはメインに比べ7分の1程度です。
Hシーンも２つくらい。


２）システム　[８５点]

　ADVパートとRPGパートの割合は１:４くらいで、
だいたいはダンジョンに潜っているのですが、
RPGパートは戦闘に慣れてくると、意外にもハマります。

こんなかんじの、シュミレーションRPG的な？



戦闘の形式もわかりやすく、移動と技を選ぶくらいしか操作はないので、
ポケモンみたいな感じで戦闘を行えます。

　ポイントになるのは、２周目以降のイベント追加と、
引き継ぎですね。１周目の努力を無駄にせず、イベントも追加で
モチベーションも上がります。というか２周目からが本番です。

　バグとかに関しても、パッチを当てれば大丈夫です。


３）音楽、BGM　　[８５点]

　BGMは結構いいです。FFレベルとは言いませんが、
作品に合ったBGMが多く、好印象です。
　
　どうでもいいけれども、モブキャラは、声無しです。


４）シナリオ、構成　[7０点]

　RPGがメインになるので、テキスト量は多くないです。
それでも、一般的なファンディスクくらいはありますが。

　シナリオの内容は、重たくないというかそこまで深くないので、
気楽にプレイできます。

　楽しみとしては、サブイベントの数が結構多く、
出現条件もあるので、サブキャラクターのHシーンを探しまわるのが
後半の目的というか、楽しみになりますね。


５）総合評価　[８０点]

　３名のヒロイン全てを攻略するには３周すればいいのですが、
１周するのに３０時間くらいはかかるので、多分RPG辛い人には向かないです。

　とくに、この作品は戦闘パートで負けたら、即タイトル行きなんで、
こまめにセーブしないと、私のように１０時間位吹っ飛んだりします。
これは、マジ萎えます。

　敵の強さも、初心者でも考えながらやれば詰まったりしない難易度で
上手く調整されていると思います。やりこみもありますし。
ファイアーエンブレムとか好きならそこそこはまると思います。

　個人的には良い作品だと思いますね。





　

さて、約３ヶ月ほどかかりましたが、「レーシャル・マージ」を攻略完了したので、
レビューしていこうと思います。



「レーシャル・マージ」はAXLさんの10作目の作品になります。
タイトルの意味は翻訳をかけると「人種的併合」となっており、哲学っぽいです。

　作品の内容は、純朴系王道ファンタジーラブコメという名のとおり、
田舎の純朴な主人公が都会の超名門学校に入学し、世間知らずの主人公が
常識破りの行動を起こし、学校を変えていくという内容。

まぁ、超人的な主人公がいろいろ解決していくおはなしです。


では、詳細


全3項目　１００点満点でつけていきます。

１）キャラ属性　[８０点]

パッケージの赤髪の子が真面目な学園の小間使い。あと盲目です。
金髪さんが、サーカスで過酷労働をしている健気な子。
青髪さんが国王の妹で元気な子。
緑髪の子が、占いの館をしている女の子、不思議ちゃん。
茶髪の子がクラスメイトで学年主席。素直で真面目な子。

ツンデレというわけでもなく、みなさん素直な人ばかりです。


２）システム、CG、BGM　[80点]

今では当たり前のワイドウインドウです。
CMも美しいですし、BGMも良いです。
OPムービーはボーカルがKOTOKOさんで無駄にカッコいいです。
作品の内容はゆるいのに。


３）シナリオ、感想　　[80点]

シナリオは、ほんわかとしています。
今作の主人公は、ほぼ全てにおいて完璧超人で、好意には鈍感という、
エロゲらしさというか、ラノベにいそうな主人公です。

全体を通して感じたのは、
「ホントにいい人ばっかり。泣けてくる。」

AXLさんも公式で、暖かさが一味違うと表現していましたが
ほんとに暖かいです。

サブキャラも前作より絡みが多く、しっかり活躍しますし、
みんなみんな良い奴。
ただ、いい人が多いせいか、これといった事件が発生しません。
なので、エンディングまでの盛り上がりに欠けるともいえます。

タイトルの意味にあるように、人種の差別に言及する場面も多く、
なんとなく考えさせられる内容ではありました。

ほのぼのやりたい人には、オススメかも知れません。