今回は、AXLさんの「百花繚乱エリクシル」です。
この作品は、4月にPSvitaにも移植されるみたいですので、
ナイスタイミングでした。
AXLさんの作品としては、この作品で9作目になります。
なんだかんだで、私は2006年の「ひだまり」以降今まで、AXLさんの作品は
プレイしてきていますからね。ある程度信頼しているメーカーさんです。
さて、簡単な内容説明です。
超真面目な主人公が、巡察使という地方領主の監督する権限を持つ人で、
しかし真面目すぎて、辺境に左遷されたところから始まります。
その辺境の領地は、呆れるほどビンボーさんなので、村おこしを頑張るお話です。
ヒロインの属性は、
領主代理のお嬢さん(金髪)、主人公の護衛(青黒)、
村のお姉さん(オレンジ)、騒がしいシスター(銀)、村の歌姫(ピンク)
となっており、なぜかみんな胸がでかいです。
前作、ドルフィンダイバーズでは
みんな貧乳だったので対比の意味もあるのだと思います。
前置きが、長くなりましたが詳細です。
総評
全5項目 100点満点でつけていきます。1)グラフィック [85点]とても美しいです、最近は似たり寄ったりの絵が多いのでちょっと癖が有る方が
私は好みです。何気に体のラインとか好きですね。
あと、リアクションの時表情がドアップで表示されるシステムも健在で、
しっかり盛り上げてくれます。
2)システム [80点]これといった、特徴は無いです。
設定も細かくいじれます。
1つでもエンディングを見たら、場面ごとにスキップできる機能が開放されます。
3)音楽、BGM [70点]初回版だけなのか分かりませんが、OPテーマのCDは良かったです。
あとEDはヒロイン別に5種類あるのですが、
4本買わないとCD揃わないということで、
良曲なのにCDが手に入れられず、ちょっとやきもきしています。
4)シナリオ、構成 [78点]まず、作品の主な舞台となる辺境の村ですが、ゆったりとした雰囲気で
作品の世界観はよく作りこまれていたと感じています。
雰囲気としては、同メーカーの「PrincessFrontier」に近いです。
ヒロインたちとの絡みもおもしろく、ヒロイン視点のシナリオもあるので、
ヒロインたちの感情もわかりやすいです。
特に、バジル(銀髪)はいい味を出していたと思います。
会話の潤滑油みたいな奴でした。
あと、ルート入りしてみたら意外と可愛い奴がいたりと、
ギャップ萌えもあります。
今作の主人公(眼鏡)は堅物設定なのですが、話が進むにつれて
感情的になっていくのを見るのが楽しいですね。
5)総合評価 [76点]一番の良かった点は世界観です。優しいココロを持った村人やヒロインが
やわらかい雰囲気を作り出しています。
ただ、残念だった点は男キャラの存在感の薄さですね。
主人公といっしょにバカやったり、問題を巻き起こしたりすることもなく、
ただ、立ち絵があるモブキャラという感じがしました。
確かに、主人公の堅物な性格も影響しているのだと思いますが、
もうちょっと絡みが欲しかったところです。
普通の田舎ではなく、ファンタジー田舎系作品で、
内容もわりと王道路線なので、初心者におすすめの作品です。
それでわ。
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